エピソード121

| コメント(0) | トラックバック(0)


松下幸之助大先生のお言葉。

百人が百人とも所を得る。所を得させしめる、という言葉がありますが、

それはそれぞれの個性を生かすということです。

いいかえると適所にあてることです。

適材を適所にあてるということが、その個性を生かすことであり、特性を生かすことです。

そこに、みんなが生きるということになると思うのです。だから、それぞれの個性、

特性というものを生かすよう、お互いが協力し合うことが大切だと思います。

そこでまずお互いが、自分の個性、特色、特性、適正というものを、

どういうようにして認識するかが大事だと思うのです。

その自己認識ということが、個人が世の中にたっていく上で、一番大事なことだと思うのです。

そういう自己認識というものができたならば、決してその人は失敗しないと思います。

他人がどんなにいいことをいってくれても、自分に適正がなければ、それに心が動きません。

だから失敗もないわけです。

そして自分が是と思うことに対しては命を張っていく。

その仕事はたとえ地位が低くても、その仕事がよそからあまりほめられないことであっても、

それが自分の適性ならば、生きがいを感じることになろうと思います。

そこから、その仕事にだれよりもすぐれたものが生まれてくると思うのです

私はお互いに、これから世の中にたって仕事をしていくという若い人はとくに、

自己の犠牲というもの、自分自身というものをよく認識しなくてはならないと思います。

そして、それに対して信念をもつということが必要ではないかと思います。

いわゆる成功というものがあるとするならば、それがほんとうの成功だと思います。

そのようにすると、個人は仕事のいかんにかかわらず、十分に生きると思うのです。

生きるから、その仕事を通じて社会に貢献することができるし、

また自分のためにもなり、あやまりもおこらずしてすむ、とこういうように思うのです。
(著書「社員稼業」より引用)

あれよこれよと深く考えず、広く自己認識をして行ければいいですね。

十より

トラックバック(0)

トラックバックURL: http://kouga.ninja.ac/mt/mt-tb.cgi/771

コメントする

bana2.gif

2014年5月

        1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30 31