鈴木圭介さん公立大学の教壇へ

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平成12年度から釧路公立大学の非常勤講師を拝命しておりますが、簿記論Ⅰ、簿記論Ⅱ、簿記論Ⅲ、経営分析論と担当する授業が変わってきました。昨年度は、簿記論Ⅲと経営分析論を担当してましたが、今春より、簿記論Ⅲについては、鈴木圭介税理士が担当することになりました。

鈴木圭介税理士は、自身のブログでも書いているとおり、釧路公立大学の出身である。

釧路公立大学の開校以来、卒業生が教壇に立つのは二人目という。自身の社会での経験談も交えて、授業に当たってほしいものである。


ところで、釧路公立大学は経済学部で経済学科と経営学科を持つ社会科学系の大学である。

ウィキペディア(Wikipedia)によると、「社会科学は、法や国家、政治、経済などの社会的諸事象を科学的方法による観察・分析・考察を基にして、客観的法則性を把握し、各分野ごとの系統的認識を作り上げた学問分野の総称である。」

すなわち、社会科学とは、「社会」のある事象に一定の法則(ルール)を見出す事で、「科学」しようとするものである。

よって、テーマは「社会」の中にあるのだ。

簿記だって、「社会」にある制度(会社法)で生まれた企業が、誰が見ててもわかるような一定のルールで日々の取引を記帳し、それを誘導的な方法をもって、貸借対照表・損益計算書を作成してる。簿記も科学なんですよ。

特に簿記は、実務的傾向も強いので、実務家の鈴木圭介さんの話は生徒にとって興味深いものとなるでしょう。しかし、大学は専門学校ではないので、簿記の解答テクニックに走らず、アカデミックな方法で「科学」することを生徒たちに教授してほしいと思っています。

おしまい 甲賀

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コメント(4)

いかす記事ですね!今日もよろしく!!

あざーっす。

ご紹介ありがとうございます。

科学的に簿記を伝えるのって非常に難しいですね。
あらためて、簿記の偉大さに感動しちょります。

科学的な簿記だけど、非科学的に教えるのも楽しいよ。
僕は、そっちのタイプ(・o・)

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