中小企業金融公庫が平成20年8月の金利改定日(10日?)を目処に、新しい金利体系に変わります。
これは、「地域密着型金融の機能強化の推進に関するアクションプログラム(平成17~18年度)」にうたわれているように、地域密着型金融の機能強化の推進に向け、1) 事業再生・中小企業金融の円滑化、2) 経営力の強化、及び 3) 地域の利用者の利便性向上-を図るため金融機関及び当局等における取組み等について言及しています。
その具体的取組みとして、1) 事業再生・中小企業金融の円滑化の一環として、「担保・保証に過度に依存しない融資の推進」を掲げており、これに対応するものです。
具体的には、信用リスク・担保の有無・貸付期間に応じて、貸付金利を適用することになりそうです。たとえば、基準金利適用融資であれば、①有担保・無担保を確認し、その後②信用リスク(格付け)と期間のマトリックスで金利が決定するといった方法です。
金融機関は、融資対象企業に自己査定を行うことで、そのリスクをはかり格付けを行い、自己責任で融資を行う体制を構築しています。格付連動型金利は、その典型といえます。
これに対応すべく少しでも財務体質を改善し、安全性などの指標を改善するべく行動するようにしていきたいものです。
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