エピソード53

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小さな村にうさぎ・カメ・たぬき・くま・きつねが住んでました。
実りの秋、村には食材が乏しく川の向こう岸にある山に行かないと食材は手に入りません。みんなで相談した結果、お金を出し合って「橋」を作ることにしました。(納税)
ところが、うさぎは「カメとくまは食べる量が違うので同じお金を出すのは不公平だ」と言いました。たぬきが「それじゃ、年間の食べた量に同じ率を掛けて計算しようよ」と言いました。(税額)
くまは「私は子供が二人いるので量は多いけど、自分で食べてないわ」と言いました。カメは「それじゃ、計算した結果に対して何か特典を付けましょうよ」と言いました。(所得・税額控除)
年間の食べた量を割り出し、自分で食べた分なのかを判断し、どんな特典が付くのかを計算するのは大変なことです。そこで、隣村にある象税理士にお願いすることにしました。
ところが、うさぎは借金があり、お金があまり残っていません。そこで、うさぎはみんなで決めたルールを無視して、知り合いのきつねに頼んで少なく計算してもらいました。(脱税)
みんなで決めたルールの一つに、抜き打ちで計算が合ってるか太陽さんに見てもらうというのがありました。(調査)
たまたま太陽さんがうさぎの計算書を見ていると、間違いがあり又きつねには税理士の資格がありませんでした。うさぎには追加のお金を請求し、きつねは村の裁判にかけられてしまいました。
一番悪いのは誰でしょう?
十村篤志

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