「武士道」とは、武士が守るべきものと要求され、あるいは教育を受ける道徳的徳目の作法であります。
これは、成文法として伝えられたわけではなく、口頭による伝達か、著名な武士などの格言から成り立っているものです。時には語られず、書かれることもない作法であります。それだけに、実際の行動にあたっては、ますます強力な拘束力を持ち、心に刻まれた掟といえましょう。
ぶっちゃけ、「こんな事まで俺に言わせるなよ。」ってのが武士道の精神からくる言葉と感じるのは、俺だけだろうか?「言わなくてもわかるだろ。」なんかも一緒だな。
また、武士の行動を端的な言葉で表すならば、「戦闘におけるフェア・プレイ」。我々税理士にたとえても、職業的儀礼、あるいは倫理な的立場からからお互いの競争を制限していることも、その表れと感じています。
この『武士道』については、5千円札の肖像として有名な新渡戸稲造が1900年に英文で書いたものであります。この著書をして、日本の倫理観を世界に届けたかったんでしょうね。
「勇」いかにして肝を鍛錬するか
「仁」人の上に立つ条件とはなにか
「礼」人とともに喜び、人とともに泣けるか
「誠」なぜ武士に二言はないのか
「名誉」苦痛と試練に耐えるために
「忠義」人は何のために死ねるか
これらの教えを通じて、あらためて考えていくことが今の世の中に必要と思うのは俺だけか?
甲賀 伸彦
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